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​メッセージ

 

Message

悩みながら生きる

お釈迦さまは、「人生は苦である」と、最初のご説法で説かれたと伝えられています。

「生老病死」という四つの苦悩から誰一人逃れることができないということでした。

つまり、思い通りにならない「いのち」を生きなければならないのが、

娑婆を生きる私自身なのだということと受け止めています。

言い換えれば、悩みながらどう生きていくのかを、

私たちは日々の生活のなかで考え続けていくというのが

生きるということではないでしょうか。

仏さまの智慧に生きる

「あきらめて生きよ」と仏教は突き放して言うのではなく、

思い通りにならない「いのち」を踏ん張って生きなければならない私に、

仏さまの智慧をいただきながら生きていきなさいと支えてくれているのが仏教なのです。

「仏さまの智慧を依りどころに生きる」ということは、

私たちは自分の「ものさし」をもって生きていますが、

もう一つ、仏さまの「ものさし」をいただいて生きることができるのだ、

ということだと思います。

私の ものさし は、自分の経験や知識に基づくものです。

たぶんに地域性や時代性のなどの環境の影響を受けたものです。

私のなかでも時と場合によって伸びたり縮んだりする ものさし なのです。

一方、仏さまのものさしは、時や場所を超えて、いつでもどこでも常に一定の ものさし なのです。

つまり、私の都合で変わってしまう ものさし をもちながらも、

私たちはいつでもどこでも変わらない普遍的な ものさし をよりどころに生きていけるのです。

お寺は、仏さまの教えを聞く道場であると言われてきました。

仏さまの教えを聞きながら、何一つ思い通りにならない、わが「いのち」をともに生きていきましょう。

どうぞ、どなたでもお参りください。

住職あいさつ

 

Greetings

「お寺に行くのが好き」になってもらえれば

熱心にお寺に通って来られるご門徒に、

「どうしていつもお寺に来てくださるのですか」と尋ねると、

「お寺に行くのが好きだからです」と、お答えになりました。

そうか、好きになってもらえればいいことなのかと気づかされました。「お寺に行くのが好き」になってもらえるように、努めてまいります。

(覺王山高願寺住職 宮本義宣)

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​宮本 義宣

(みやもとぎせん)

​住職

高願寺住職。1962(昭和37)年川崎市生まれ。
本願寺派布教使。武蔵野大学通信教育部講師。東京仏教学院講師。
元龍谷大学大学院実践真宗学研究科講師。元中央仏教学院講師。元本願寺派中央相談員。

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